名久井岳東麓の直線的な急斜面とほぼ同じ位置に中新統の急傾斜(一部逆転)構造があり、県境から3.6kmの範囲では西上がりの逆断層であると推定される。それより北方、馬淵川南岸までは露出が悪く不明であるが、馬淵川より北方では倉石村中市の五戸川まで、中新統および鮮新統の撓曲構造として追跡され、中市以北ではその撓曲も消滅する。折爪断層の分布は、青森県側では約21kmである。