・段丘面の変位の測定から最新活動時期を検討していたが、折爪断層の活動性が低いことと、調査の精度から考えると、現在想定される最新活動時期にはかなり幅がある。活動周期がおよそ判明しているので、調査の精度を上げて最新活動時期を把握することは重要である。
・折爪断層の分布を、岩手県側については既存文献のデータを使用し、松田(1975)の経験式(以下、松田式とよぶ。)を適用することで、単位変位量などを算出できる。