(3)資料調査結果

・既存のボーリング資料、浅層反射法弾性波探査の資料から、断層変位地形とほぼ同位置に入内断層が推定され、西上がり東落ちの逆断層である可能性が高いことが明らかになった。

・同じく既存のボーリング資料により、平野南縁付近で鶴ヶ坂層(60〜70万年前)の下限深度が標高−550mであると推定された。これを断層による変位量として平均変位速度を見積もると、0.92〜0.79m/千年となり、活動度はA級に近いことが推定される。

・浪館付近より北方では、完新統下部シルト層基底の等高線がほぼ南北方向に延びており、断層(あるいは撓曲)が存在する可能性がある。これを図2−1−1及び図2−1−2地盤図(平成9年度結果を加筆)に示す。

※地盤図と同様に、図2−1−3地質断面位置図及び図2−1−4−1図2−1−4−2図2−1−5−1図2−1−5−2図2−1−6図2−1−7地質断面図(平成9年度結果を加筆)を示す。