(1)探査の目的

極浅層反射法弾性波探査は、地表で人工的に弾性波(地震波)を発生させ、地下の地層境界で反射して地表に戻ってくる反射波をとらえることにより、地下の地質構造を調べる探査方法であり、地表からの探査で地下の地質構造の視覚的なイメージを得ることができるという特徴を有する。

本調査においては、空中写真判読ならびに地形・地質踏査結果等にもとづき、青森市細越地内で、地下に活断層が存在すると考えられる崖地形と直交断層あるいは撓曲の構造を明らかにし、地層の変位量を求めることを目的とした。

測線は、青森市細越地内で入内断層が通過すると想定される位置を横断するようにして1測線設定した。測線長は1000mである。