新第三系は主に青森空港より南部に露出しており、一般に急傾斜で、いくつかの断層で分断され、複雑な地質構造をなす。更新統の八甲田第1期火砕流堆積物・岡町層・八甲田第2期火砕流堆積物は新第三系を覆って、おおむね北あるいは北東に10゚〜20゚で緩く傾いている。段丘は高位面及びUf面が北に緩く傾き、Vm面が北縁では北に、東縁では東に緩く傾き、Wf面は東に緩く傾いている。