4−2−3 最新活動時期

a1層(T面(代表値:3500年前)と0面(2400年前以降、代表値:2000年前)の間の地層)堆積以降に活動している可能性は高い。ただしそれが0面以上の地層(a0層)をも変位・変形させているか否かの評価は困難である。

以上のことから、最新活動時期は、2400年前以降の可能性が考えられる。

なお、北由利断層によって引き起こされた可能性のある歴史地震には、1644年の羽後本荘地震(M=6.9)があるが、この地震は本荘付近の局地的な地震の可能性が高いことから、少なくとも本荘より秋田に近いKY3断層の活動によるものとは考えにくい。