評価をおこなうにあたって、以下の作業を行なった。
@ ボーリング調査及び14C年代測定結果からbP6−1及びbP6−2のそれぞれについて堆積曲線を求める(図4−1、図4−2)。
A 音波探査から求められる主な反射面の位置を@の堆積曲線と比較し、各反射面の年代を求める(表4−1)。
B KY−3断層を挟んで、それぞれの反射面の上下変位(落差)量を求める(求め方は図4−3断面図参照)。
各断面において読み取った上下変位量の一覧を表4−2に示す。
C 上記の要領で求めた反射面の年代(暦年代)と反射面の上下変位量との関係をプロットする(図4−4、図4−5)。
表4−1.堆積曲線から推定した主な反射面の暦年代(cal.y BP)
図4−1.bP6−1コア堆積曲線
図4−2.bP6−2コア堆積曲線
表4−2.音波探査東西測線結果における主な反射面の見かけ上下変位量
図4−3.反射面の上下変位量変位読み取り要領(E−300測線断面解釈図)
撓曲部を除く上盤・下盤側の平均的な面の勾配をそれぞれ撓曲部まで延長させ、中間部分で両者の上下落差を読み取り、これを「上下変位量」とした.
図4−4.暦年代−上下変位量の関係(東西全測線)
図4−5.暦年代−上下変位量の関係(E−300及びE−200測線)