ボーリング調査位置は、「地層面の追跡」を念頭において、断層の下盤(bP6−1)と断層の上盤に近い地層の撓曲帯中(bP6−2)に設定した(図3−11、図3−12)。また、ボーリングの掘削深度は、沖積層と推定される地層(a層)とそれに続くb層、その下位のH層(上・中部更新統と推定される)表層部を確認できるよう計画した(表3−2)。
ボーリング調査予定地点付近の海底には、通信ケーブルが敷設されていることから、位置決定に先立ち磁気探査を実施し、事前にケーブルの有無を確認した(巻末資料に掲載)。
表3−2.ボーリング調査一覧表
図3−11.ボーリング調査位置(ブーマー測線上)
図3−12.E−300測線(ブーマー)断面とボーリング調査位置