【再処理の要領】
対象深度:海底から20〜30m
処理内容:デコンボリューション処理、バンドパス・フィルター、海底反射フラットニングのテストを行い、浅層反射に対して効率の高いパラメータを選んだ。
デコンボリューション処理 : 予測距離2ms、オペレーター長80 ms
バンドパス・フィルター : 300−1800 Hz
海底反射フラットニング : 採用
再処理した断面図を処理前の断面と合わせて図2−4−9、図2−4−10に示した。
【地質構造の解釈】
以上の再処理によって出力した断面に、地層区分を記入し、主な反射面の連続性、見かけ上下変位量を検討した(図2−4−11、図2−4−12)。
その結果、B−3測線上のKY−2´断層、A−2測線上のAK−1断層とも、沖積層に相当するa層の上部にまで変位が及んでいること、a層中に複数回活動していることなどが読み取れる。