9−2 縄文海進時の海成段丘の確認;陸域のコアリング
陸域の隆起速度は完新世段丘の標高を用いて算出したが、海水準変動を考慮した氾濫原の標高に不確実さが否定できない。これは本来、海成段丘の標高で算出するのが望ましいが、当地域では砂丘に覆われてその分布は明らかでなかった。
このため、今年度の成果の隆起速度を参考に、海成段丘が分布する可能性のある箇所を選定し、コアリングにより試料採取とその標高を確認する。