8−2−1 海域の標準層序

秋田地域では地下資源開発で化石や岩相*を基に層序区分が行われてきた。しかし、秋田沖の厚い堆積盆地と陸域では堆積環境が異なることから、両地域にまたがって岩相を地層の特徴とすると対比が難しいことになる。このため、表7−2に示す微化石(有孔虫*や石灰質ナンノ化石*)を用いて(的場1992、天然ガス鉱業会ほか1992)、当調査地域では地層をA〜H層に区分した。

表7−2の橙色ゾーンはG層基底で0.9百万年(Ma)、黄色ゾーンはF層基底で1.5Ma、緑色ゾーンはE層基底で3.6Maとなる。これをもとにボーリング資料(石油公団1995)などから断面図上で層序区分を行い、南北測線を活用して相互に比較して、解釈断面図を作成した(図7−18図7−19図7−20図7−21図7−22図7−23図7−24図7−25図7−26図7−27図7−28図7−29図7−30図7−31図7−32図7−33図7−34)。