測線上に一定間隔で設けられた受振点に受振器を設置し、測線上の一点で発震して多数の受振点で反射波を同時観測する。この時、同時受振する受振点数をチャネル数と呼ぶ。次に、発震点と受振点全体を同距離だけ移動し、発震を行い記録を取得する。この様に発震・受振を規則的に繰り返すことにより、地下の同一の点(共通反射点:CDP)で反射したデータが2重、3重に得られる事になる。 このデータに種々の補正処理を行い、足し合わせる(重合)ことにより、各CDP位置の直下の地下反射波が強調される。足し合わせるデータの数を重合数と呼ぶ(概念図中では3重合)。また、各CDPを構成するデータの補正処理を行う時、各反射面までの反射波の速度情報も得ることができる。