(1)能代断層前縁部

図4−3−3には沖積面の標高点から読み取られる汀線の高度も併せて図示した。

また、汀線の高度分布を南北方向の断面に投影して図示した(図4−3−4)。

これらの図に示されるように、縄文海進の最大海進期の面と推定される沖積段丘1面(高位)の汀線は標高6〜8mにあり、成合地区〜八郎潟北岸地区で最も高い位置に分布する。また、東雲地区の沖積段丘2面は、沖積段丘1面(高位)との高度差からみると、八郎潟北岸地域の沖積段丘1面(中位)ないし沖積段丘1面(低位)に対比される可能性がある。