分析した試料のうち、11試料は広域テフラとの対比が確実であり、別の6 試料についても広域テフラに対比される可能性がある。残る9試料についてはガラスの濃集度が低く、対比困難であった。
対比された、あるいは対比される可能性のある広域テフラは以下のとおりである。
阿蘇4(Aso−4):降下年代85〜90ka
喜界葛原(K−Tz):降下年代90〜95ka
三瓶−木次(SK):降下年代100ka
洞爺(Toya):降下年代90〜120ka
クッチャロ−羽幌(Kc−Hb):降下年代100〜130ka
なお、テフラ降下年代は日本第四紀学会(1996)による。
表2−2−5 テフラ分析結果一覧表