3−7−6 単位変位量
米代川南岸地区の十和田aテフラの変位量は約3mである。これは1694年能代地震による変位量と推定される。この変位量は、沈降側の十和田aテフラの下位に分布する砂層が砂丘の高まりを形成していた可能性もあることから、過小評価されている可能性がある。
十和田−八戸テフラの変位量(11〜12m)に対して3回の断層変位があったとすると、平均的な単位変位量は3.5〜4.0mである。したがって、単位変位量の評価は3.0mないしそれ以上とした。