反射法地震探査の結果では、東雲台地での変位速度は、米代川での変位速度を上回る可能性がある。また八郎潟北岸の変位速度は東雲台地の1/3程度に減少する可能性がある。
浅内沼測線と八郎潟北岸では同位体ステージ5に相当する堆積物の上面の高度差から、平均変位速度をそれぞれ1.25〜1.50m/1,000年、0.25〜0.50m/1,000yと推定した。浅内沼測線では、沈降側に分布する同位体ステージ5に相当する堆積物の上部が削剥され、変位速度が過大に見積もられている可能性がある。