3−5−7 沖積1面の形成時期(約6千年前)

沖積1面の離水年代は、多数の14C年代測定結果から、米代川から八郎潟北岸に至る調査地の広い範囲で約6千年前と推定される。珪藻群集の検討によれば、米代川や浅内沼では、離水直前に海水〜汽水環境から淡水環境に移行している。浅内沼付近では、海浜部に形成された砂州や新期砂丘の背後が淡水化したものとみられる。