3−4−3 能代断層の活動性
八郎潟北岸では隆起側の沖積面が波蝕台を形成していたため、隆起側と沈降側に年代が共通する堆積物は分布しない。また隆起側では離水後の年代だけが与えられ、離水年代の下限を定めることができない。したがって完新世の活動履歴の検討は困難であるが、ここでは主に後期更新世以降の活動性に関する情報を整理する。