1) 基準点測量(GPS)
新設基準点は測線測量を考慮の上効率良く配点計画をし,計画に基づき現地踏査を行い,基準点の位置を選定した。
観測は、国家三角点を与点として,GPSシステムによるスタティック測位方式を適用し実施した。
2) 多角測量
本作業で設置した新設基準点を与点とし、各測線付近に多角点を設置して,結合多角測量方式により多角測量を実施した。
3) 測線測量
予定測線に基づき現地踏査を行い場長の指示により起点終点を決定し50m間隔で受振点、発震点の位置を表示した。測線長は 12.650qに達し,計画測線長 10qを2.7q程度超過した。
4) 水準測量
新設基準点(水準点)を与点として,多角測量と平行して間接水準測量により受振点、発震点の標高を算出した。
5) 受振点・発震点の座標及び標高の算出
多角測量で実施した測量成果に基づいて,各受振点,発震点の座標値及び標高を算出した。
6) 使用した与点(国家三角点)
1/5万地形図 等級及び種別 点 名
大 曲 四等三角点 中島,藤巻
角 館 四等三角点 石神
六 郷 四等三角点 安久多里
基準点測量に使用した国家三角点の埋設状況は良好であった。尚,今回の作業で設置した社設基準点は,埋設位置を明確にするため点の記(写真添付,方位標含む)を作成した。
7) 測地原点
SPHEROID : BESSEL
SEMI MAJOR AXIS : 6377397.1550(METERS)
SEMI MINOR AXIS : 6356078.9630(METERS)
PROJECTION : T.M.
ZONE NUMBER : 10
ORIGIN LATITUDE : 40−00−00.000 N
ORIGIN LONGITUDE : 140−50−00.000 E
SCALE FACTOR : 0.9999
FALSE NORTH : 0.0(METERS)
FALSE EAST : 0.0(METERS)
受振点とバイブロサイスの発震点並びにダイナマイトの発震点の座標を表2−3−1−1〜表2−3−3−5にまとめた。