・三貫堰沿い及び吉沢川沿いに分布する約2,100年前の最低位段丘7(T7)面には変位は認められない。
・杉沢扇状地に分布する最低位段丘5(T5)には変位が認められ,今後の調査によって最低位段丘6(約4,500年前)となる可能性がある。
以上のことから,最新活動時期は概ね2,100〜4,500年前の可能性が考えられる。
単位変位量及び再来間隔のデータについては,本調査では得られなかった。これらについては,来年度のトレンチ等の詳細調査で把握していく必要がある。
図1−3−5−5 平均変位速度検討図