4−2−1 斜めボーリングの成果と緒元

斜めボーリングの結果を断層に直行する断面図を作成し、猿投山北断層の断層面の角度を求めた。結果は本報告書の3.3項のページ93〜94に示したように、断層面の傾きは、南東に約78度であった。

この結果を含め、既存資料により猿投山北断層の断層パラメータは次のようにまとめられる。

   {確実度    T

    活動度    B

    長さ      21km

    地震規模   M7.0〜7.3

    断層のタイプ 右横ずれ断層

    断層面の角度 78度(70〜80度)

    最大変位量  1.6〜2.4m

    平均変位速度 0.5m/千年(B級中位)

    活動間隔   5,000年(4,600〜5,400年)

    最新活動時期 3,230±50 y.B.P.〜1,840±60 y.B.P.(1,900〜3,300年)}