@試料を10〜15g程度秤量し、塩酸処理により試料中の炭酸塩鉱物などを溶解する。
Aフッ化水素酸(HF)処理により、試料中の珪酸質の溶解と試料の泥化を行う。
B重液(ZnBr2,比重2.2)を用いて、遠心分離法により鉱物と有機物を分離させ、有機物を濃集する。
C有機物残渣について、アセトリシス処理を行い、植物遺体中のセルロースを加水分解し、遠心分離法によって水洗する。
D10%KOH液処理により、腐植酸の溶解を行う。試料を遠心分離法で十分に水洗し、検鏡用試料とする。
処理後の残渣は、良く攪拌してマイクロピペットで適量を取り、グリセリンで封入して検鏡した。検鏡はプレパラートの2/3以上を走査し、その間に出現した全ての種類(Taxa)について同定・計数することを原則とした。