(1)目的
藤岡町深見地区では、地形地質調査、極浅層反射法地震探査により3本の断層の可能性のある位置が推定され、さらにボーリング調査により2本の断層の存在が指摘された。このうちの1本は道路下にあり、この地点でのトレンチ調査が不可能であることから、西側の断層推定位置においてトレンチ調査を行うこととなった。
トレンチ調査は溝状に地面を掘削して、直接断層付近の地質状態を調べるもので、断層の最新活動時期や断層活動の再来間隔及び1回の活動に伴う変位量を明らかにする目的で実施した。