(1)目的
空中写真の判読の結果、大高−大府断層の延長と考えられる位置に、高さ1m程度の直線的な段差が認められた(
図5−1−1
)。また大府市の7本の既存ボーリング結果では、常滑累層の上面(完新世基底面)の標高は1.1mであったが、空中写真で認められた段差の西側(bT)では3.5mと約2.4m高い事が明らかになった(
図5−1−2
)。
以上の理由により、この位置に活断層が推定されたため、トレンチ調査を実施して活断層の存在の確認および活断層の活動時期の特定を目的に実施した。